
先日行ってきたメタファー:リ・ファンタジオ オーケストラコンサート、もう本当に…最高でした。物語を思い出しながら音楽に浸る時間は、まるで再び旅をしているような感覚で、とても贅沢なひと時でした。
振り返って、ざっと感想を書きます。セトリや本編のネタバレあり。
- 息を呑む始まり—英雄譚序曲
- 圧巻の戦闘BGM
- 街に息づく音楽
- 空へと踏み出したあの瞬間:自由の翼
- アンコール、最後に魔法をかけるように
- 印象に残ったその他の楽曲たち
- 音楽が再び連れていってくれたあの世界
息を呑む始まり—英雄譚序曲
幕開けを飾ったのは、個人的に好きな『英雄譚序曲』。この曲を初めて聴いた時の衝撃は忘れられないです。
本良さんによる読経のパフォーマンスも圧巻で、ただ聴くだけでなく"巻き込まれる"体験だった。客席をゆっくりと歩きながら、最後には舞台中央で朗々と声が響く。その演出があまりにも象徴的で、まるで観客一人一人が物語の導入部に立ち会っているような感覚になりました。
この1曲だけで、すぐにメタファーの世界に引き込まれたように感じます。
圧巻の戦闘BGM
やっぱり戦闘曲は、体が震えるレベルの迫力だった。中でも『猛き者たちよ』は、私がメタファーをプレイするきっかけにもなった1曲。今回の演奏でもそれは変わらず、心を突き動かす存在だった。いや初めて聴いた時の衝撃は今でも忘れないよ本当に……。
オーケストラでの演奏となると、曲の持つ激しさと緊張感がより明確に際立っていて、音の一つ一つがバトルの情景を想起させてくれます。
ステージ上のモニターでは戦闘シーンのプレイ映像が同時に流れていて、照明も演出に合わせて切り替わる。まるで自分が再び剣を手に立ち向かっているかのような臨場感があって、唯一無二の体験でした。

TGS2024で聴いたときも衝撃的だったけど、今回のオーケストラでの演奏は、やはり別格でした。
街に息づく音楽
街のBGMは、単なる背景音楽ではなくて、その場所に流れる時間や空気そのものを表現していたなと改めて思います。
『古城の街マルティラ』は、どこか寂れた雰囲気が漂っていて切なさを感じさせる。それでも街の人々の温かさが音の端々に滲んでいて、やっぱり静かだけど、心に沁みる曲だった。個人的に街BGMだと、マルティラのが一番好きです。あのノスタルジックな感じがクセになる。旅を始めて、1番最初に辿り着いた街っていう、思い出補正がかかっている気はしますが。

そして『ビルガ島』は、まさにメタファーの音楽だと感じる1曲。この島は作中の中でも異彩を放つ場所で、BGMもどこか土着的で呪術的な響きを持っていました。民族音楽のようなリズムに、 あの場にしか存在しない独自の文化が音楽から滲み出ていた。…それだけじゃなくて、その奥には島民の知らないところで行われている残酷な儀式を匂わせるような暗さを感じて、少しゾッとしました。

『山岳都市アルタベリー』はオーケストラ映えするなぁと強く思った1曲でした。宗教的な厳格さが全面に押し出されて、オーケストラで聴くと特にその威圧感が際立っていて…格式ある響きの中に"閉鎖性"や"異質なものを拒む冷たさ"を感じた。ゲーム内でも同じように感じだけど、こちらの存在を品定めするように人々の視線が突き刺さる、あの感覚。
空へと踏み出したあの瞬間:自由の翼
そして個人的に忘れられないのが『自由の翼』。物語の中でついに空を飛ぶ瞬間、鎧線車が浮かび上がり、空へ……そのときに流れたこの曲の開放感と感動は、ゲーム中でもかなり心に残っていました。
オケの生演奏で聴くと、あのとき感じた高揚感が再び胸を満たしていきました。
それと同時に思い出したのが、ヒュルケンベルグとニューラスの関係性。性別も年齢も違うのに、どこか"同志"のように支え合う二人の絆が、この場面には確かに刻まれていた。軽口を叩き合いながらも、根底には深い信頼がある……そういった、ある意味"友情"のような関係性がすごく好きだと改めて感じました。

アンコール、最後に魔法をかけるように
encでは『エルダの古仙郷』と『荒野を往く者』の2曲を演奏。前者はすごくオケ映えしていて良かったです。
後者の『荒野を往く者』はやっぱり思い入れが強いですね。序盤で出会い、プレイヤーにとって物語の始まりを象徴するような1曲。コンサートのラストをこの曲で締めてくれたのが、なんとも嬉しかったです。確かにこの曲がセトリ落ちするわけないし。

また日常に戻る私たちに、魔法をかけてこのコンサートを締めるような。音楽という魔法のおかげで、退屈な日々に彩りが加わった気がして。ゲーム音楽って、ただのBGMなんかじゃなくて、人生のサントラにもなる力があると思ってます。だから私は、今日もサントラを聴いて物語に胸を馳せています。
印象に残ったその他の楽曲たち
- 『戦う者たちよ』
バトルで先制を取り損ねたときに流れる楽曲で、あの絶妙な焦りが自然と蘇ってきました。今回の演奏でもその臨場感がすごくて、無意識に体に力が入ってしまいました。
- 『辰祝ノ都』
これは本当に美しい曲なのに…私はあのダンジョンで例の耳に捕まりまくった記憶があるので、トラウマの曲です。でも本当に幻想的な楽曲で、オケの演奏も素晴らしかったです。


音楽が再び連れていってくれたあの世界
ただのオーケストラコンサートではなかった。曲が始まる度に物語が動き出し、旅が再開して、キャラクターたちと再会していく。そんな感覚がずっと続いていました。
音楽って本当にすごいと改めて思いました。聴くだけで、あの世界で感じた空気や感情を、全部思い出させてくれる。そしてこの作品の世界観は、それを支える音楽たちによって、より深く、豊かに輝いていたんだと感じました。

11月には朗読イベも決まったみたいで!こちらも豪華なものになりそうなので楽しみです。
【✨速報✨】
— 『メタファー:リファンタジオ』公式 (@stud_zero) 2025年7月19日
『メタファー:リファンタジオ』リーディングライブステージ開催決定📣https://t.co/pH9O8bQGRC pic.twitter.com/wg78giPXMn
といっても、オーケストラ編成で聴きたい曲はまだまだありますし、朗読イベとはまた別に、第2回のオケコンを開催してほしいです。個人的には『恐怖の城』がセトリ落ちしたことに驚きだったので。ぜひ第2回もよろしくお願いします。